守破離とは、何事も学んでいく上で、人に教えられるのが最初であるが、 それに素直になりつつも、それだけでなく主体的に自分から学ぶ、2つの姿勢が大事であるということ。
やはり素直になれることは大事である、仕事でも空手でも、なんでも。
素直に行動している人を見ると、アドバイスしてあげたくなる。
しかし、アドバイスするほうも、自分から行動しないことには、言った相手が素直にはらないから注意が必要である。
指揮ばかりして、自分は行動しない…これではだれも素直にはなりえない。
これはこと空手に限らず、仕事でも、親子関係でも一緒ですから心しておいてもらいたい。
さて、そのアドバイスをする姿勢、される姿勢ですが、これはまさに「守破離」ということである。
守破離とは、以下3つに分かれている。
守
師匠に教えられたことを守りつつ修行し、それをしっかりと身に着ける
破
師に教えられて身に着けたことを自分の特性に合うように修行し、自らの境地をみつける
離
それぞれの段階を通過し、何物にもとらわれない境地になる。
人によって物事の成就の方法、かかる時間、その他は違う。
ゆえに、どんなアドバイスや指摘も、普遍的に通用するなどというものはあり得ない。
それぞれ人にあった方法論を探すのが個人に課せられた課題であることは間違いない。
空手のような個人競技ではなおさらのこと。
しかし,最初からすべて、自己流でやっても上手くいかないから注意が必要。
しかし、どんな普遍的なアドバイスはなくても、ある程度妥当することはある。
そこを理解して、周りからのアドバイスは素直にきき、言われたことは行動に移す。
それでながら、更に奥深く探求し、「自分が」絶対に上手くいく方法をいくつも探し、それを見つけたら更に行動(トレーニング)していく、というスタンスが大事であるということ。
そういう事をいくつも見つけたら、更に物事は面白くなっていく。
そういうプラスのスパイラルを築くことが大事である。
まさに守破離の法則である。
これは何も空手の稽古はもちろん、ウェイトトレーニングにも当てはまるし、勉強や仕事あらゆる領域でも同じである。