ビタミンと同じくエンジンオイルとして身体の動きを潤滑にし、代謝を良くする栄養素であるミネラルであるが、食事で充分な量が摂れる。
ゆえに特にサプリメンテーションする必要がない。
しかし、亜鉛とマグネシウムに関しては、食事から充分な量が摂れないゆえに、サプリで摂る必要がある。
以下、それらの働きと必須量を記したので読んでいただきたい。
亜鉛は、男性ホルモン、成長ホルモン、インスリンといった筋肉の発達にとって不可欠なホルモンの材料となる。
またアミノ酸からタンパク質を合成するとき「ジンクフィンガー」という伝達物質が必要となるが、亜鉛(ジンク)はその原材料となる。
その他、免疫向上作用や、けがを治す作用もある。
発汗などによって、流失しやすいために、1日20~30㎎を摂取したい。
また筋肉は、カルシウムイオンによって収縮するが、弛緩するときはマグネシウムが必要となる。
マグネシウムが不足すると、筋肉が収縮する方にばかりいき、痙攣や肉離れの原因になる。
また骨に取り込まれるカルシウムの量を調節しているため、マグネシウムが不足しているとカルシウムをいくら摂取しても骨が強くならない。
その他、エネルギーを強化する作用や、睡眠を深くする作用などもある。
空手家やアスリートの努力を有効に身体作りに活かすために、1日200㎎を摂取したい。